D. スタイル ファイル形式
think-cell のスタイルファイルの技術的構造は以下のセクションで説明されています。セクションには、ファイルの概要、ファイルのコンテンツや階層、think-cell の要素のために定義できるスタイルの設定を示す論理的なサブセクションが含まれています。このセクションに続いて、スタイルファイルを使用して作業する一般的な方法とファイル構造でのスタイルファイルの具体的な構造に関する説明が提供されています。各要素の詳細な説明は、以下で提供されています (色、線のスタイル、マーカーの設定から始まっています)。
- D.1
- XML要素の階層
- D.2
- ファイル構造
- D.3
- 色、線のスタイル、マーカーの設定
- D.4
- 設定の色、線、マーカーを使用
- D.5
- グラフのカスタマイズ
- D.6
- テキストのプロパティをカスタマイズする
- D.7
- グラフの配置で使用するスライドレイアウトの定義
- D.8
- ラベルのカスタマイズ
- D.9
- 線のカスタマイズ
- D.10
- ハーベイボールとチェックボックスのカスタマイズ
- D.11
- ガントチャートのカスタマイズ
D.1 XML要素の階層
以下の要素は、色、線、マーカーを設定するためにそれぞれ使用されます。これらの要素は、PowerPoint で該当する think-cellの要素のフローティングツールバーで利用できます。また、スタイルファイルでさらなる詳細を参照できます。これらの要素は、色、線のスタイル、マーカーの設定で説明されています。
- fillLst
- noFill
- solidFill
- schemeClr
- lumMod
- lumOff
- srgbClr
- sdrgbClr
- scrgbClr
- prstClr
- schemeClr
- pattFill
- fgClr + bgClr
- lnLst
- ln
- prstDash
- ln
- markerLst
- marker
- symbol
- marker
- solidfillRefBackground
以下の要素は、think-cellで使用される既定の線とグリッド線のスタイルを設定します。これらの要素は、線のカスタマイズで説明されています。
- lnfillDefault
- solidfillRef
- lnRef
- lnfillGridline
- solidfillRef
- lnRef
以下の要素は、図形、塗りつぶし、線、マーカーのスタイルのリストをそれぞれ設定します。これらの要素は、該当する think-cellの要素のフローティングツールバーで利用できます。また、スタイルファイルでさらなる詳細を参照できます。これらの要素は、設定の色、線、マーカーを使用で説明されています。
- shapestyleLst
- shapestyle
- fillref
- lnfill
- shapestyle
- fillschemeLst
- fillscheme
- lnfillSegment
- solidfillRef
- lnRef
- lnfillSegmentMekko
- solidfillRef
- lnRef
- fillRef
- seriesCountSpecific
- fillRef
- lnfillSegment
- fillscheme
- lnfillmarkerSchemeLst
- lnfillmarkerScheme
- lnfillmarker
- solidfillRef
- lnRef
- markerRef
- seriesCountSpecific
- lnfillmarker
- lnfillmarker
- lnfillmarkerScheme
- fillmarkerSchemeLst
- fillmarkerScheme
- fillmarker
- solidfillRef
- markerRef
- noMarker
- seriesCountSpecific
- fillmarker
- fillmarker
- fillmarkerScheme
以下の要素は、すべてのグラフと特定のグラフのデフォルトの塗りつぶしを設定するために使用できます。これらの要素は、グラフのカスタマイズで説明されています。
- fillSchemeRefDefault
- fillSchemeRefDefaultStacked
- fillSchemeRefDefaultWaterfall
- fillSchemeRefDefaultClustered
- fillSchemeRefDefaultMekko
- fillSchemeRefDefaultArea
- fillSchemeRefDefaultPie
- fillSchemeRefDefaultBubble
- lnfillmarkerSchemeRefDefault
- lnfillmarkerSchemeRefDefaultCombination
- fillmarkerSchemeRefDefault
以下の要素は、think-cellのテキストフィールドで使用される既定のテキストスタイルを設定します。これらの要素は、テキストのプロパティをカスタマイズするで説明されています。
- defPPr
- defRPr
次の要素を使用して、グラフの配置で使用するスライドレイアウトを事前に定義することができます。これらの要素は、グラフの配置で使用するスライドレイアウトの定義で説明されています。
- fixedLayoutLst
- fixedLayout
- rect
- fixedLayout
以下の要素は、異なるラベルのスタイルの属性を設定します。これらの要素は、ラベルのカスタマイズで説明されています。
- ラベル
- lnfillLeaderLine
- lnRef
- shapestyleRefBubble
- sumLabelPosition
- lnfillLeaderLine
以下の要素は、軸および凡例の線の属性を設定します。これらの要素は、線のカスタマイズで説明されています。
- グラフ
- lnfillAxis
- solidfillRef
- lnRef
- lnfillAxisCategory
- solidfillRef
- lnRef
- lnfillAxis
- 凡例
- lnfill
- solidFillRef
- lnRef
- lnfill
以下の要素は、ハーベイ ボール とチェックボックスのスタイルと挙動を設定します。これらの要素は、ハーベイボールとチェックボックスのカスタマイズで説明されています。
- ハーベイ ボール
- fillRefCompleted + fillRefBackground
- lnfill
- チェックボックス
- fillRef
- lnfill
- 選択肢
- glyph
- solidfillRef
- フォント
- t
- pic
- リレーションシップ
- glyph
以下の要素は、ガント チャートのスタイルと挙動を設定します。これらの要素は、 ガントチャートのカスタマイズで説明されています。
- gantt
- lnfillDefault
- scaleFrame
- fillRef
- lnfill
- scaleUnderline
- lnfill
- scaleExtendSeparators
- lnfillBodyLeftRight
- lnfillBodyTop
- lnfillBodyBottom
- lnfillFrameLeftRight
- fillRefDefaultBody
- fillRefHorzShading
- fillRefVertShading
- lnfillSeparatorHorz
- lnfillSeparatorVertPrimary
- lnfillSeparatorVertSecondary
- shapestyleLstPentagonAndChevron
- shapestyleLstBar
- lnfillLstBar
- 角ブラケット
- lnfill
- マイルストーン
- markerRef
- solidFillRef
- lnfill
- fiscalYear
- start
- end
- weekAlignment
D.2 ファイル構造
think-cell スタイル ファイルは、スキーマに準拠した XML ファイルです
https://schemas.think-cell.com/34000/tcstyle.xsd
注記: XML スキーマに対して正常に検証されたスタイル ファイルのみがサポートされます。一部の要素を省略するなど、技術的に完全に有効でないスタイル ファイルは、任意の think-cell のバージョンに読み込まれることもありますが、将来のリリースでは有効性が保たれない可能性があります。
D.2.1 style
style
要素は、スタイル ファイルのルート要素です。必須属性 name
は、
[Tools] (ツール)
に表示されている名前を現在アクティブなスタイルとして設定します。新しいスタイルファイルを作成するときは、xmlns
、xmlns:xsi
、xsi:schemaLocation
の属性を変更しないでください。オプションの属性basedOn
はレガシ基本スタイルを参照することが可能です。属性を含むスタイルファイルを読み込むには、対応する .tcbasestyle
ファイルがインストール ディレクトリに存在する必要がありますbasedOn
。
以前のバージョンの think-cell 用に作成されたスタイル ファイルは、変更なしでそのまま使用できます 現在のリリースでのみサポートされている追加要素を使用する場合は、属性 xmlns
および xsi:schemaLocation
のビルド番号を次の例のように更新する必要があります。
例:
現時点では、スタイル ファイルがここに記載されている形式に準拠するよう、その他の要素を変更する必要があるかもしれません。
D.3 色、線のスタイル、マーカーの設定
D.3.1 色
schemeClr
PowerPoint の標準装備の配色の 1 つに基づく塗りつぶし。属性 val
は、bg1
、tx1
、accent1
、accent2
、accent3
、accent4
、accent5
、accent6
、dk1
、lt1
、dk2
、lt2
、hlink
、folHlink
、bg2
、または tx2
の値を使って色を指定します。schemeClr
を使用する場合、親 name
要素のsolidFill
属性は通常、val
属性と同じ値に設定されます。次に、think-cellは、PowerPoint のバージョンとユーザー インターフェイス言語にしたがって、PowerPoint の配色ダイアログに表示される名前を使用します。
例:
lumMod
カラーの輝度値を調節するパーセンテージ。通常、変更できるようschemeClr
内にネストされていますが、以下の他のカラー タイプを変更することもできます。
例:
lumOff
カラーの輝度値をシフトするパーセンテージ。ただし、色合いと彩度は変わりません。通常、変更できるようschemeClr
内にネストされていますが、以下の他のカラー タイプを変更することもできます。
例:
srgbClr
赤色、緑色、青色のコンポーネントに対する値を使用して定義した色による塗りつぶし。属性 val
には、3 つのコンポーネントに対し 6 つの 16 進数文字が含まれています。
例:
sdrgbClr
赤色、緑色、青色のコンポーネントに対する値を使用して定義した色による塗りつぶし。属性 r
、g
、b
にはそれぞれ 0 ~ 255 の数が含まれています。
例:
scrgbClr
赤色、緑色、青色のコンポーネントに対する値を使用して定義した色による塗りつぶし。属性 r
、g
、b
にはそれぞれ 0% ~ 100% のパーセンテージが含まれています。パーセンテージ値には、整数、および、小数点以下 2 桁と区切りとしてのドットを使用できます。
例:
prstClr
Office Open XML 標準で定義されたプリセット色による塗りつぶし。属性 val
は色の名前を指定しますが、AliceBlue から YellowGreen までの名前のうちの 1 つである必要があります。こうした名前が列挙されているのは
Office Open XML 標準かまたはそのサブセクション 20.1.10.47 です。
例:
D.3.2 塗りつぶし
solidFill
単一色による塗りつぶし。色は、子要素 schemeClr
、srgbClr
、prstClr
のいずれかを使用して指定できます。属性 name
には、色リストに表示された名前が含まれています。
例:
pattFill
1 つのパターンと 2 つの色によるパターン塗りつぶし。色は、パターンの前景色と背景色をそれぞれ記述して、子要素 fgClr
と bgClr
を使用して指定できます。パターン自体は、属性 prst
を宣言し、Office Open XML に記載されたパターンを参照することで指定できます。属性 name
には、色リストに表示された名前が含まれています。
例:
fgClr
パターン塗りつぶしの前景色を記述します。色は、子要素 schemeClr
、srgbClr
、prstClr
のいずれかを使用して指定できます。
例:
bgClr
パターン塗りつぶしの背景色を記述します。fgClr
を参照。
D3.3 塗りつぶし色コントロールの選択肢
fillLst
要素の複数のインスタンス noFill
、solidFill
、pattFill
によって記述される塗りつぶしのリスト。このリストで定義されている塗りつぶしは、フローティングツールバーのカラーコントロールに表示されます(色と塗りつぶしを参照)。
例:
noFill
ユーザーが、例えばあるセグメントに対してカラー コントロールからこの特定の塗りつぶしを選択すると、そのセグメントは塗りつぶし色を持ちません。属性 name
には、カラー コントロールで使用される既定の名前が含まれていますが、これは変更できません。
区切り文字
フローティングツールバーに表示されるリストの水平線。要素 fillLst
、fillSchemeList
、lnfillmarkerSchemeLst
内で使用できます。
例:
D.3.4 線
ln
線のタイプに基づいて一定の太さを持つ線。属性 w
は、線の太さを表します。この属性の値は、EMU (英国メートル法) に記載されています。12700 EMU は、1 pt の線の太さに相当します。属性 name
には、この線のスタイルを参照するための名前が含まれています。線の種類は、子要素 prstDash
を使用して指定できます。
例:
prstDash
Office Open XML 標準で定義されたプリセットの線のスタイルに基づく線スタイル。属性 val
は、solid
、dash
、lgDash
、dashDot
、lgDashDot
、lgDashDotDot
、sysDot
、sysDashDotDot
の値を使用して線の種類を指定します。これらの値は、XML 標準に対応しています:
例:
D3.5 線のスタイルコントロールの選択肢
lnLst
要素 ln
の1 つ以上のインスタンスによって記述される線のリスト。このリストで定義されている線は、フローティングツールバーの線のスタイルコントロールに、「線なし」に追加して表示されます(線のスタイルを参照)。さらに、lnRef
を使用して折れ線グラフ (折れ線グラフを参照)、ユニバーサル コネクタ ( ユニバーサル コネクタを参照)、およびウォーターフォール コネクタ (9. ウォーターフォール図を参照)、アウトラインなどで参照されている線のスタイルをここで定義する必要があります。
例:
リスト内の各エントリ項目を記述するために、要素 w
の ln
属性がポイントに変換されます。例えば、3175 EMU から 1/4 pt に変換され、破線の種類のともにビジュアルで表示されます。
D.3.6 マーカー
marker
特定の形のマーカー 属性 name
には、マーカーのスタイル リストに表示された名前が含まれています。マーカーの形は、子要素 symbol
を使用して指定できます。
例:
symbol
Office Open XML 規格で定義されたプリセット マーカーの形に基づくマーカーの形。属性 val
は、circle
、triangle
、diamond
、square
、star
、x
、hollowCircle
、hollowTriangle
、hollowDiamond
、hollowSquare
、dash
、dot
、plus
の値を使ってマーカーの種類を指定します。
例:
D3.7 マーカーコントロールの選択肢
markerLst
要素 marker
の少なくとも 1 つのインスタンスによって記述されるマーカーのリスト。このリストで定義されているマーカーは、フローティングツールバーのマーカーコントロールに表示されます(マーカーの形状を参照)。
例:
D.3.8 グラフの背景色
solidfillRefBackground
think-cellグラフの実際の背景色。これは、グラフがスライドの背景に直接配置されるのではなく、色のついた四角形に配置される場合にのみ必要です。この色は、背景にシームレスにブレンドするよう意図されている図形で使用されます (ボックス内のラベルや数値軸の中断など)。
solidfillRefBackground
の使用は最終的な手段です。最初に、スライドの背景とテーマの色についてテンプレートの修正を試みてください。これでも希望する結果が得られない場合にのみ、solidfillRefBackground
を使用してグラフの背景色を明示的に定義します。通常はテキストの色でdefRPr
とともに使用されます (「テキストのプロパティをカスタマイズする」を参照)。
D.4 設定の色、線、マーカーを使用
D.4.1 ガントの形状スタイルコントロールにあるオプション
shapestyleLst
相違バブルと CAGR 矢印のデフォルトのスタイルを定義する時に参照できる形状スタイルのリスト(ラベルのカスタマイズを参照)、およびガントチャートのバーと五角形/逆 V 字型で利用できるスタイルのリスト(ガントを参照)。個々の図形のスタイルは、子要素 shapestyle
を使用して設定されます。
例:
shapestyle
図形のスタイル。図形の背景の色を設定するため、1 つの子要素 fillref
を含める必要があります。また、図形の枠線を説明するため追加でもう 1 つの子要素と次の子要素 lnfill
が含まれる場合があります。
例:
D.4.2 配色コントロールの選択肢
fillSchemeLst
フローティングツールバーの配色コントロールで使用される think-cell の配色のリスト(配色を参照)。それぞれの塗りつぶし設定は、子要素 fillScheme
を使用して定義されます。
例:
fillScheme
塗りつぶしのシーケンスから成る配色。これは、子要素 fillRef
を使用した塗りつぶしの参照によって定義されます。属性 name
には、配色コントロールで使用される名前が含まれます。属性fillRefOtherSeries
は、その他の系列に対して使用する色を指定します(その他の系列を参照)。
オプションのブール値属性 reverse
が 1
に設定されている場合、塗りつぶしのリストは逆順に適用されます。まず、最初の塗りつぶしを最下部の系列に、2 番目の塗りつぶしをその上の系列に適用するなどです。
フィルを1回使用する(すなわち、セグメント数がフィル カラーの数を上回る)たびに何が起きるのかは、オプションのブール属性 repeatLast
によって決まります。デフォルトで、または明示的に 0
に設定すると、さらなるセグメントでひとつずつ塗りつぶしの色が繰り返されます。repeatLast
が 1
に設定されている場合は、カラー スキームで指定されている最後の塗りつぶしの色がその後のセグメントすべてで使用されます。
例:
ほとんどのグラフでカラー スキームは機能しますが、系列の非常に少ないグラフではそれほどよく機能しないこともあります。たとえば、1つの主要な色とその色の複数の色度でカラー スキームを使用した後、別の主要な色とその複数の色度を使用できます。グラフに2つのセグメントしかない場合は、ひとつの主要な色とひとつの色度ではなく、主要な色を両方とも使用した方がいいかもしれません。この問題は子要素 seriesCountSpecific
で解決できます。
seriesCountSpecific
グラフに特定の数の系列がある場合にカラー スキームとして使用する塗りつぶしのシーケンス。属性 seriesCount
は、このシーケンスを使用する系列のカウントを指定します。範囲(seriesCount="1-3"
)または数字(seriesCount="2"
)を使用できます。
グラフの系列数が変わると、fillScheme
のデフォルトの塗りつぶしのシーケンスと seriesCountSpecific
の特定の塗りつぶしのシーケンスがグラフで自動的に切り替わります。
例:
属性 seriesCountSpecific
の範囲が重なっていない場合は、単一の fillScheme
で複数の seriesCount
要素を使用できます。特定のリストで属性 seriesCount
のいずれも現在の系列カウントに一致しない場合は、ペアレント要素の塗りつぶしシーケンスが使用されます。
seriesCountSpecific
は reverse
に関して属性 repeatLast
と fillScheme
に対応しています。
fillRef
要素 fillLst
で定義された塗りつぶしへの参照。属性 name
は、塗りつぶし定義内の同じ属性の値と一致する必要があります。
例:
D.4.3 線の設定コントロールの選択肢
lnfillmarkerSchemeLst
フローティングツールバーの線の設定コントロールで使用される think-cell 線の設定リスト。それぞれの線の設定は、子要素 lnfillmarkerScheme
を使用して定義されます。
例:
lnfillmarkerScheme
組み合わされた線スタイルのシーケンスから成る線の設定。これは、線、色、およびマーカーを参照する子要素 lnfillmarker
を使用して線のスタイルを記述して定義されます。属性 name
には、線の設定コントロールで使用される名前が含まれます。必要に応じて、非常に系列の少ないグラフではseriesCountSpecific
の異なるシーケンスでlnfillmarker
を使用できます(seriesCountSpecificを参照)。
例:
lnfillmarker
子要素lnRef
で説明する折れ線グラフ(折れ線グラフを参照)やsolidfillRef
、必要に応じて線、塗りつぶし色、マーカーを参照するmarkerRef
用の複合線のスタイル。
例:
lnRef
lnLst
要素のなかで定義された線への参照。属性 name
は、線定義内の同じ属性の値と一致する必要があります。
例:
solidfillRef
要素 fillLst
で定義された塗りつぶしへの参照。属性 name
は、塗りつぶし定義内の同じ属性の値と一致する必要があります。
例:
markerRef
要素 markerLst
で定義されたマーカーへの参照。属性 name
は、マーカー定義内の同じ属性の値と一致する必要があります。
省略した場合、この結合線スタイルにはマーカーは使用されません。
例:
D.4.4 マーカーの設定コントロールの選択肢
fillmarkerSchemeLst
フローティングツールバーのマーカー設定で使用される think-cell のマーカースキームのリスト(マーカーの設定を参照)。それぞれのマーカーの設定は、子要素 fillmarkerScheme
を使用して定義されます。
例:
fillmarkerScheme
マーカーのシーケンスから成るマーカー設定。これは、子要素 fillmarker
を使用してマーカーを参照し、使用するマーカーを指定するか、または noMarker
(マーカーを使用しないことを指定) によって定義されます。属性 name
には、マーカー スキーム コントロールに表示される名前が含まれます。必要に応じて、非常に系列の少ないグラフではseriesCountSpecific
の異なるシーケンスでfillmarker
を使用できます(seriesCountSpecificを参照)。
例:
fillmarker
子要素 markerRef
を使用するマーカー参照と、子要素 solidfillRef
を使用するオプションの塗りつぶし色参照から成る、組み合わせのマーカー スタイル。
例:
noMarker
マーカーを使用しないことを指定する空の要素。
例:
D.5 グラフのカスタマイズ
D.5.1 fillSchemeRefDefault
すべてのグラフ種類に対する既定の配色として使用される塗りつぶし設定への参照。1 つまたは複数の要素
が使用される場合、対応する特定のグラフ種類に対してここで設定されている既定の設定を上書きします。こうした要素のすべてが使用される場合、fillSchemeRefDefault
は省略されることがあります。
例:
D.5.2 fillSchemeRefDefaultStacked
積み上げグラフに対する既定の配色。
例:
D.5.3 fillSchemeRefDefaultWaterfall
ウォーターフォール図に対する既定の配色。
例:
D.5.4 fillSchemeRefDefaultClustered
集合グラフに対する既定の配色。
例:
D.5.5 fillSchemeRefDefaultMekko
マリメッコ グラフに対する既定の配色。
例:
D.5.6 fillSchemeRefDefaultArea
面グラフに対する既定の配色。
例:
D.5.7 fillSchemeRefDefaultPie
円グラフに対する既定の配色。
例:
D.5.8 fillSchemeRefDefaultBubble
バブル チャートに対する既定の配色。
例:
D.5.9 lnfillmarkerSchemeRefDefault
折れ線グラフに対する既定の配色。
例:
D.5.10 lnfillmarkerSchemeRefDefaultCombination
複合グラフに対する既定の配色。
例:
D.5.11 fillmarkerSchemeRefDefault
散布図のデフォルトのマーカースキーム。
例:
D.6 テキストのプロパティをカスタマイズする
defPPr
ラベルとテキスト ボックスのテキストの既定の段落プロパティ。新しいラベルとテキスト ボックスのプロパティは、本文テキストプレースホルダーのテキスト スタイル レベルのいずれかから取得されます。適切なテキスト スタイル レベルがヒューリスティックに選択されます。これはほとんどの場合はうまく動作します。この動作は、要素 defPPr
を使用しないことによって選択されます。不適切なテキスト スタイル レベルを選択した場合は、テキスト スタイル レベルを明示的に指定するために、属性 lvl
を 0 ~ 8 の数字で使用することができます。番号付けは 0 から始まります。0 は 1 番目のテキストスタイルレベルに該当します。このため、1 は 2 番目のレベルを指すことになります。以降の番号も同じようにひとつずつずれます。指定したテキスト スタイル レベルの段落のプロパティから、think-cell はラベルとテキスト ボックス内のテキストに対してフォント カラーを使用します。
例:
defRPr
ラベルとテキストボックスのテキストの既定のプロパティ。PoPowerPointの配色の値から主要なフォントの色と代替色を上書きできます。主要なフォントの色はsolidfillRef
、代替フォントの色はsolidfillRefAlt
を使用して指定できます。ラベルごとに、ラベルの背景とのコントラストを最大化するために最良の色が自動的に選ばれます。
例:
defRPr
の使用は最終的な手段です。スライドの背景とテーマの色についてテンプレートを変更するようお勧めします。次に、マスタースライド本文のテキスト プレースホルダーで適正なテキストスタイルレベルの形式を設定する必要があります。これが可能でない場合、または希望する結果を得られない場合にのみ、上述のlvl
のdefPPr
属性を使用します。それでも希望する結果を得られない場合は、defRPr
を使用してテキストの色を明示的に定義してください。
defRPr
を使用する必要がある状況では、solidfillRefBackground
を使用して実際のグラフの背景色を明示的に指定しなくてはならないこともあります (「グラフの背景色」を参照)。
D.7 グラフの配置で使用するスライドレイアウトの定義
任意の要素には、その子要素としてfixedLayoutLst
1 つ以上のfixedLayout
要素があります。それら子要素では、ガント、円グラフ/ドーナツグラフ、またはその他すべてのグラフを挿入できる長方形の領域を含むスライドのレイアウトが定義されています。挿入するグラフの種類を選択するか、該当のグラフをスライドへドラッグすると、事前に定義されたスライドレイアウトがスライドビューの領域の左上隅にサムネイル形式で表示されます。スライドのサムネイルの四角形の領域の一つをクリックするか、そこにチャートをドロップすると、その位置とサイズに基づいてグラフが挿入されます。
fixedLayout
スライドのレイアウト定義。
スライドに長方形領域を定義する子要素として 1 つ以上のrect
要素。
許容値を持つfor
属性が 1 つ必要。
"pie"
- 円グラフ/ドーナツグラフの配置に使用するスライドレイアウトを定義
"gantt"
- ガントチャート/タイムラインの配置に使用するスライドレイアウトを定義
"chart"
- 他のすべての種類のグラフの挿入に使用するスライドレイアウトを定義
rect
スライド上の長方形領域の定義。
l
、t
、r
、b
の4つの必須属性があります。これらは、領域の左端、上端、右端、下端の位置を定義します。
これらの属性に使用できる値は次の通りです。
- 絶対位置。EMU(12700 EMU = 1 ポイント、360000 EMU = 1 cm、914400 EMU = 1 インチ)単位で整数を指定(
"360000"
、"+120000"
、"-240000"
など)。 - スライドサイズの相対位置。10 進数の直後にパーセント記号を付けて指定(
"17.3%"
など)。 +
または-
で結合したこれらの組み合わせ。絶対位置("1800000+10%"
など)または相対位置("12.1%-12700"
など)のいずれかで開始します。
座標原点はスライドの左上隅であり、水平方向に右、垂直方向に下が正方向になります。絶対位置と相対位置の組み合わせでは、2 番目の位置が最初の位置を基準にした相対位置になります。例えば、"1800000+10%"
は水平方向の位置として 1800000 EMU(=5 cm)にスライドの左端の右側にスライドの横サイズの 10% を加えた位置を意味し、"12.1%-12700"
は垂直方向の位置として 12700 EMU(=1 ポイント)の位置からスライドの上端からスライドの縦サイズの 12.1% 上方向に離れた位置を意味します。
例:
これは、スライドの上端と下端に 10% の余白、スライドの左端と水平方向の中央に 3 cm(= 1080000 EMU)の余白を持つ長方形の領域の定義です。
例:
これは、ガントチャート以外のグラフの挿入に使用する 2 つの定義済み領域からなるスライドレイアウトの定義です。どちらも上下に 10% の余白があり、左側はスライドの左端と水平方向の中心に 3 cm の余白、右側はスライドの水平方向の中央と右端に 3 cm の余白があります。挿入するグラフを選択すると、スライドビューの左上隅に次のように表示されます。
スライドのサムネイルのいずれかの領域をクリックすると、その位置とサイズに基づいてグラフが挿入されます。既存のグラフをドラッグするとサムネイルが表示され、それを領域のひとつにドロップすると、その位置とサイズに基づいて配置されます。
例:
これは、2 つのスライドレイアウトの定義です。1 つ目のレイアウトは最後の例から取ったレイアウトであり、ガントチャート以外のすべてのグラフに使用できます。2 つ目のレイアウトは、円グラフやドーナツグラフの挿入でのみ使用できるレイアウトで、スライドの横の中央 3 分の 1 に挿入用の領域が 1 つあり、上部に 5 cm、下部に 3 cm の余白があります。円グラフまたはドーナツグラフを挿入またはドラッグすると、次のように表示されます。
D.8 ラベルのカスタマイズ
要素 label
には、ラベルのプロパティをカスタマイズする要素が含まれています。以下の要素は、label
の子要素です。その他の要素はオプションですが、shapestyleRefBubble
は必須の子要素である点に注意してください。
lnfillLeaderLine
ラベルがセグメント内に配置されていない場合の、セグメント ラベルとセグメントの間の線に使用される線のスタイル。solidfillRef
が指定されていない場合、think-cell は lnfillDefault
からの色を使用する代わりに、自動的に設定されたラベルのフォント色に一致する色を使用します。
例:
shapestyleRefBubble
図形の参照は、shapestyleLst
で説明されています。属性 name
は、図形スタイルの定義内の同じ属性の値と一致する必要があります。レベルと合計の相違、および CAGR 矢印でデフォルト使用するラベルのスタイルを定義できます。
例:
sumLabelPosition
合計ラベルの位置。属性 val
は以下の値を持つことができます (位置の記述は通常の縦棒グラフであり、回転または反転したグラフに対しては変更されます):
-
accordingToSign
- 正の合計値の場合は縦棒の上に、負の合計値の場合は縦棒の下に合計ラベルを配置します。これは要素が存在しない場合の既定値です。
-
awayFromBaseline
- 合計ラベルをベースラインから離して配置します。つまり、ラベルが縦棒とベースラインとの間に配置されることはありません。
この設定はウォーターフォール図の浮動棒に適用されます。それ以外の場合は、両方のメソッドが同じラベル位置に帰結し、sumLabelPosition
は関連しません。
例:
D.9 線のカスタマイズ
D.9.1 lnfillDefault
think-cellで全般的に使用される既定の線種類 要素 lnRef
を使用して要素 lnLst
の線の 1 つを参照すると、破線のタイプと太さが定義されます。要素 fillLst
の単色のうちの 1 つは、色を設定するために solidfillRef
を使用して参照されます。
例:
下の線のスタイル定義のいずれかに要素 lnRef
または solidfillRef
がない場合は、lnfillDefault
のそれぞれの値が使用されます。
lnfillGridline
グリッド線のスタイル。上記 lnfillDefault
の通り、同じ設定に従い、制御されます。
D.9.2 セグメントの輪郭
セグメントのアウトラインは、塗りつぶし設定レベルで定義されます。すなわち、配色コントロールのすべての設定は、セグメントアウトラインの線のスタイルを設定することもできます。したがって、以下の要素は要素 fillScheme
の子要素です。
lnfillSegment
この配色に対する既定のアウトライン スタイル。
lnfillSegmentMekko
親要素の配色を使用した、マリメッコ グラフのアウトライン スタイル。省略された場合、lnfillSegment
の線のスタイルが使用されます。
例
ここでは、セグメントのアウトラインに noLine
を使います。しかし、これはマリメッコ グラフには適さないことが多いため、標準的な前景色の細い実線を使用します。
D.9.3 グラフの線
要素 chart
には、グラフで線をカスタマイズする要素が含まれます。以下の要素は要素 chart
の子要素です。
lnfillAxis
既定グラフ軸の線のスタイル。
lnfillAxisCategory
カテゴリ軸の線のスタイル。より太いベースライン設定に使用できます。省略された場合、lnfillAxis
が使用されます。
lnfillArrow
差分矢印に使用される既定の線のスタイル。
lnfillArrowCAGR
CAGR 矢印に使用される線のスタイル。
lnfillArrowCategoryDifference
総差分矢印に使用される線のスタイル。
lnfillArrowSegmentDifference
レベル差分矢印に使用される線のスタイル。
lnfillExtensionLine
レベル差分矢印の寸法補助線に使用される線のスタイル。
lnfillConnector
コネクタ線に使用される線のスタイル。
lnfillConnectorWaterfall
ウォーターフォールのコネクタ線に使用される線のスタイル。特定する場合、このスタイルが lnfillConnector
を上書きします。子要素 lnRef
と solidfillRef
に加えて、lnfillConnectorWaterfall
は <noLine />
の子要素をサポートして、ウォーターフォール コネクタが表示されないように指定します。これは lnfillConnector
に対してはできません。
lnfillValueLine
数値を表す線に使用される線のスタイル。
lnfillTrendLine
近似曲線に使用される線のスタイル。
lnfillPartition
パーティションに使用される線のスタイル。
lnfillErrorBar
誤差範囲に使用される線のスタイル。
lnfillRidge
マリメッコ グラフの浮き出しで使用される線のスタイル。
D.9.4 凡例内の線
以下の要素は、要素 legend
の子要素です。
lnfill
think-cellの図形のアウトライン。この要素が使用されない場合、図形にはアウトラインがありません。要素は使用されるが、線のスタイルまたは色のみが指定されている場合、未指定のプロパティは通常通り lnfillDefault
によって設定されます。
例:
D.10 ハーベイボールとチェックボックスのカスタマイズ
D.10.1 ハーベイボール
子要素 fillRefCompleted
、fillRefBackground
および lnfill
からなるハーベイ ボールの結合スタイルで、ハーベイボールの完了状態と背景色およびアウトラインをそれぞれ記述します。必須の属性 sz
は、ハーベイボールの既定のフォントサイズを100分の1ポイントで定義します。
例:
D.10.2 fillRefCompleted
fillRef
を参照。
D.10.3 fillRefBackground
fillRef
を参照。
D.10.4 checkbox
チェックボックスの組み合わせスタイルは、チェックボックスの背景色を記述する子要素 fillRef
、チェックボックスのアウトラインを記述する子要素 lnfill
および子要素 choices
の記号、文字、画像のリストで構成されています。必須の属性 sz
は、チェックボックスの既定のフォントサイズを100分の1ポイントで定義します。各グリフのサイズは個別に定義する必要があります。
例:
D.10.5 choices
チェックボックスで使用される選択肢のリスト。リストに含むことができるのは、文字や記号用の要素 glyph
の数字、および、画像用の pic
です。
D.10.6 glyph
チェックボックスの選択肢の 1 つとして使用されるグリフ (文字または記号)。属性 hotkeys
は、グリフを選択するホットキー文字のリストを示します。子要素 solidFillRef
は文字または記号の色を、font
はフォントを、t
は文字または記号自体を表します。必須の属性 sz
は、チェックボックスの合計サイズに関係なく、デフォルトの文字のフォントサイズを 100 分の 1 ポイントに設定します。
例:
D.10.7 t
グリフに使用される文字または記号 (チェックボックスで使用されるそれ自体)。この要素の内容は、逐語的な文字 (a
)、Unicode 記号、または Unicode コード ポイントへの数値文字参照です。数値参照は 10 進数 (✗
) または 16 進数 (✗
)を使用して指定できます。
D.10.8 pic
チェックボックスの選択肢の 1 つとして使用される画像。画像付き EMF ファイルのファイル名は、子要素 Target
の属性 Relationship
として与えられます。属性 hotkeys
は、画像を選択するホットキー文字のリストを記述します。
例:
PowerPoint 図形の EMF ファイルを作成するには、
- 図形または複数図形を右クリックします。
- 画像として保存を選択します。
- 拡張 Windows メタファイル (* .emf)として保存してください。
もちろん、適切な画像エディターを使って EMF ファイルを作成することもできます。
D.11 ガントチャートのカスタマイズ
D.11.1 ガント
ガントチャートのデフォルトの外観と書式設定オプションを設定します。
次の子要素を持つ。
lnfillDefault
任意。存在しない場合はグローバルlnfillDefault
を使用。この設定は以下ではローカルlnfillDefault
と表記します。
ガントチャートの線のデフォルトのスタイルと色を設定します。特定のスタイルについて設定がない線には以下の要素のいずれかを使用。
線のスタイルを参照している子要素としてlnRef
(この場合、スタイルはグローバルlnfillDefault
の色と一緒に使用される)か、色を参照しているsolidfillRef
(この場合、色はグローバルlnfillDefault
の線のスタイルと一緒に使用される)、または線のスタイルと色を完全に指定している両方(線のスタイル、色の順)が必要です。
scaleFrame
scaleUnderline
およびscaleExtendSeparators
の同時使用不可。次のいずれかが必要。
ある場合は、スケール要素は完全に線で囲まれます。
"%}任意属性:
algn
:テキストラベルのスケール要素の位置揃えを指定します。
使用可能な値 - "l"
(右書き言語の場合は左寄せ、左書き言語の場合は右寄せ)、"ctr"
(中央揃えの場合、デフォルト)。
includeLabelColumnHeaders
:使用可能な値 - "true"
および"false"
(デフォルト)。
True の場合、スケールラベルとアクティビティラベルの列ラベルを含む左上のセルも線で囲まれ、背景を塗りつぶすことができます。子要素fillRef
がある場合、デフォルトでは、そこで参照されている塗りつぶし色が使用されます。
任意の子要素:
fillRef
:スケール要素に使用するデフォルトの背景塗りつぶし。fillLst
の項目を参照する必要。
lnfill
:スケール要素を囲む線に使用するスタイルと色。ローカルlnfillDefault
と同じスキーㇺに従う。
scaleUnderline
scaleFrame
およびscaleExtendSeparators
の同時使用不可。次のいずれかが必要。
ある場合、スケールを区切る水平線のみが描画されます。
任意属性:
algn
:テキストラベルのスケール要素の位置揃えを指定します。
使用可能な値 - "l"
(右書き言語の場合は左寄せ、左書き言語の場合は右寄せ)、"ctr"
(中央揃えの場合、デフォルト)。
gap
:使用可能な"true"
(デフォルト)および"false"
。
True の場合、スケールラベルとアクティビティラベルの列ラベルを含む左上のセルに少し入り込んだ水平方向の区切り線が描画されます。False の場合、スケールの最後で停止します。
任意の子要素。
lnfill
:スケールを区切る水平線に使用する線のスタイルと色。ローカルlnfillDefault
と同じスキーㇺに従う。
scaleExtendSeparators
scaleFrame
およびscaleUnderline
の同時使用不可。次のいずれかが必要。
ある場合、スケールのフローティングツールバーで有効になっている垂直方向の区切りはスケールに延長され、スケール要素の垂直方向の区切りの働きをします。スケール間の水平区切り線は描画されません。
任意属性:
algn
:テキストラベルのスケール要素の位置揃えを指定します。
使用可能な値 - "l"
(右書き言語の場合は左寄せ、左書き言語の場合は右寄せ)、"ctr"
(中央揃えの場合、デフォルト)。
lnfillBodyLeftRight
任意。ない場合は、lnfillDefault
が使用されます(ローカルにあり、使用可能な場合)。
ガントチャート本体の左右の区切り線のスタイルと色を指定します。
noLine
子要素を持つことが可能。この場合、区切り線は描画されません。または、ローカルlnfillDefault
のスキーマに従います。
lnfillBodyTop
任意。ない場合は、lnfillDefault
が使用されます(ローカルにあり、使用可能な場合)。
ガントチャート本体の上側を区切る線のスタイルと色を指定します。lnfillBodyLeftRight
のスキーマに従う。
lnfillBodyBottom
任意。ない場合は、lnfillDefault
が使用されます(ローカルにあり、使用可能な場合)。
ガントチャート本体の下側を区切る線のスタイルと色を指定します。lnfillBodyLeftRight
のスキーマに従う
lnfillFrameLeftRight
任意。ない場合は、lnfillDefault
が使用されます(ローカルにあり、使用可能な場合)。
アクティビティラベル列の左側と担当/備考ラベル列の右側を区切る線のスタイルと色を指定します。lnfillBodyLeftRight
のスキーマに従う。
fillRefDefaultBody
必須。
ガントチャート本体のデフォルトの背景塗りつぶしを指定します。
fillLst
の要素を参照する必要がある属性が 1 つ必須(name
)。
fillRefHorzShading
必須。
行のコンテキストメニューを使用して挿入された場合の、行の陰影のデフォルトの背景塗りつぶしを指定します。
noFill
以外のfillLst
の要素を参照する必要のあるname
属性が1つ必要です。
fillRefVertShading
必須。
陰影のデフォルトの背景塗りつぶしを指定します。noFill
以外のfillLst
の要素を参照する必要のあるname
属性が1つ必要です。
lnfillSeparatorHorz
任意。ない場合は、lnfillDefault
が使用されます(ローカルにあり、使用可能な場合)。
行区切りの線のスタイルと色を指定します。ローカルのlnfillDefault
のスキーマに従う。
lnfillSeparatorVertPrimary
任意。ない場合は、lnfillDefault
が使用されます(ローカルにあり、使用可能な場合)。
縦方向の一次区切りのスタイルと色を指定します(すなわち、有効な最大時間単位に使用される区切り)。ローカルのlnfillDefault
のスキーマに従う。
lnfillSeparatorVertSecondary
任意。ない場合は、lnfillDefault
が使用されます(ローカルにあり、使用可能な場合)。
縦方向の二次区切りのスタイルと色を指定します(すなわち、有効な最大時間単位以外に使用される区切り)。ローカルのlnfillDefault
のスキーマに従う。
shapestyleLstPentagonAndChevron
任意。ない場合、ガントチャートでの挿入で五角形/逆 V 字型(プロセス矢印)を使用することはできません。
フローティングツールバーで選択可能な五角形/逆 V 字型に使用可能なスタイルのリストを定義します。
name
属性からshapestyleLst
の子を参照するshapeStyleRef
の子要素が少なくとも 1 つ必須。
shapestyleLstBar
lnfillLstBar
の同時使用不可。次のいずれかが必要。
バーを長方形として描画することを指定し、使用可能なスタイル(輪郭線と塗りつぶし)のリストを定義します。
EMU 単位で四角形の高さを指定する1つの必須属性w
を持つ(、12700 EMU = 1 ポイント)。最大値は152400 (= 12 pt)
name
属性からshapestyleLst
の子を参照するshapeStyleRef
の子要素が少なくとも 1 つ必須。
例: 結果:
lnfillLstBar
shapestyleLstBar
の同時使用不可。次のいずれかが必要。
棒を線として描画することを指定し、デフォルトの色と使用可能な線のスタイルのリストを定義します。
色を参照するsolidfillRef
子要素が 1 つ、その後に線のスタイルを参照するlnRef
子要素が少なくとも 1 つ必要。
例: 結果:
角ブラケット
必須。
ブラケットのスタイルと線のスタイルを指定します。
ブラケットのスタイルを指定した属性(style
)が 1 つ必須。使用可能な値:
"triangle"
:中央が実線の三角形のブラケット。
"curly"
:波ブラケット
"line"
:中央が尖ったブラケット。
必要に応じてlnfill
子要素でブラケットの線のスタイルと色を指定し、ローカルlnfillDefault
のスキーマに従う。ない場合は、lnfillDefault
が使用されます(ローカルにあり、使用可能な場合)。
例: 結果:
マイルストーン
必須。
マイルストーンのプロパティを指定します。プロパティには、単にデフォルトで、マイルストーンのフローティングツールバーを使用して個別に設定できるものもあれば、すべてのマイルストーンに適用され、後で変更できないものもあります。
EMU 単位ですべてのマイルストーンのサイズを指定した属性(w
)が 1 つ必須。
必須の子要素。
markerRef
:マイルストーンに使用するデフォルトのマーカーを指定します。
solidFillRef
:マイルストーンに使用するデフォルトの色を指定します。
任意の子要素。
lnfill
:すべてのマイルストーン線のスタイルと色を指定します。ローカルのlnfillDefault
のスキーマに従う。ない場合は、lnfillDefault
が使用されます(ローカルにあり、使用可能な場合)。
例: 結果: "%}
D.11.2 fiscalYear
オプションの要素が含まれる場合、オプションの要素はガント チャートのフローティング ツールバーに [事業年度] のオプションを追加します。start
子要素またはend
子要素が 1 つ必要。必要に応じてweekAlignment
子要素が 1 つ。
ガント チャートに対して [Fiscal Year」(事業年度)のオプションが選択されている場合、ガントチャートの年のスケールには、暦年ではなく該当する年度が表示されます(デフォルトでは、「FY」の接頭辞と共に表示されます)。表示される年度は、同じ暦年の該当する子要素で指定された月に開始または終了する年度となります。
weekAlignment
子要素がある場合は、52~53 週規則が使用されます。各会計年度は、lastWeekday
属性で指定されたのと同じ平日に終了し、必要に応じて閏週が挿入されます。指定した曜日に該当する暦日で、事業年度の最終日を表す暦日は、lastDay
属性で指定します。四半期は、閏週の年の第 4 四半期以外ちょうど 13 週間で構成されます。閏週の年の第 4 四半期はちょうど 14 週間で構成されます。weeksPerMonth
要素の任意weekAlignment
属性が設定されている場合、表示される各月は必ず指定した曜日で終了します。これは、週を月に配分する方法を指定するためにこの属性で指定した規則に基づきます。閏週は常に第 4 四半期の最後の月に追加されます。
例:
この要素が含まれているスタイル ファイルが読み込まれ、ガント チャートに対して [事業年度] のオプションが設定されている場合、年のスケールに表示される FY2023 は、2023 年 1 月 31 日に一番近い金曜日、すなわち 2023 年 2 月 3 日に終了となり、FY2024 は 2023 年 2 月 4 日に始まります。各 13 週間の四半期の真ん中の月は、5 週間で構成され、残りの月はそれぞれ 4 週間で構成されます。FY2023 は閏週の年となり、2023 年第 4 四半期は 14 週の四半期となり、最後の 2 か月にあたる 2023 年の 12 月と 1 月は 5 週間(2022 年 11 月 26 日 – 2022 年 12 月 30 日& 2022 年 12 月 31 日 – 2023 年 2 月 3 日)の月となります。
start/end
必須の子要素。年度の開始と終了を指定します。
必須属性 1 つ(month
)。使用可能な値:"jan"
、 "feb"
、 "mar"
、 "apr"
、 "may"
、 "jun"
、 "jul"
、 "aug"
、 "sep"
、 "oct"
、 "nov"
、 "dec"
。
weekAlignment
オプションの子要素。52 ~ 53 週の慣例を使用して事業年度の最後の曜日を指定します。また、事業年度の終了日となる暦日を決定する方法と月の終わりを指定した曜日にするか、指定した曜日にする場合、月にどのように週を分配するかも指定します。
必須属性 2 つ(lastWeekday
およびlastDay
)、任意属性 1 つ(weeksPerMonth
)。
lastWeekday
各事業年度を終了する曜日。
使用可能な値:"sun"
、"mon"
、"tue"
、"wed"
、"thu"
、"fri"
、"sat"
。
lastDay
事業年度の最終日の暦日を選択する方法。
この属性に認められている値は次の通りとなります。
-
"inLastMonth"
- 会計年度の最終日は、
end
要素で指定した暦月(またはstart
要素で指定した暦月の前の暦月)の範囲の、指定したタイプの最後の平日です。 -
"nearestToEndOfLastMonth"
- 会計年度の最終日は、
end
要素で指定した暦月(またはstart
要素で指定した暦月の前の暦月)の終わりに最も近い、指定したタイプの平日です。
注記: "nearestToEndOfLastMonth"
設定を使用すると、end
要素で会計年度の終わりを指定した暦月の範囲外(start
要素で指定した暦月の範囲内)になることがあります(上記の例を参照)。"inLastMonth"
を使用する場合、年度末は必ずend
要素で指定した暦月(start
要素で指定した暦月より前の暦月)の範囲内になります。
weeksPerMonth
設定すると、月も指定された曜日に終了となります。この値により、月に週を分配するために使用する慣例が決まります。
この属性に認められている値は次の通りとなります。
-
"544"
- 13 週間の各四半期の最初の月が 5 週間となり、残りの 2 か月がそれぞれ 4 週間となります。
-
"454"
- 13 週間の各四半期の真ん中の月が 5 週間となり、残りの 2 か月がそれぞれ 4 週間となります。
-
"445"
- 13 週間の各四半期の最後の月が 5 週間となり、残りの 2 か月がそれぞれ 4 週間となります。