ナレッジベース KB0233

Windows Defenderとの競合: think-cell はロードしないか、内部データシートは開きません。

問題1

Windows をアップデートすれば、think-cellが急にロードすることはもうありません。PowerPoint のオプションメニューで think-cellをアクティベートしようとしても何ら影響はありません。

問題2

Windows Update 後、think-cell の内部データシートを開くことができなくなりました。新しい think-cell グラフを挿入しようとした場合や、既存の think-cell グラフをダブルクリックしようとすると、次のメッセージが表示されます。

think-cell の更新がインストールされました.

PC の再起動も試しましたが、問題が解決しません。think-cellのスライドの送信...またはサポートをリクエスト...の機能を使ってメールを開こうとしても、同じメッセージが表示されエラーとなります。

詳細な分析手順については、をクリックしてください

分析

  1. think-cellはユーザー アカウント(C:\Users\[your_username]\AppData\Local\think-cellなど)にインストールされていますか? PowerPoint で直接 think-cell のインストールディレクトリを確認することもできます。確認方法: [ファイル][オプション][場所]列の[アドイン]
  2. 「はい」の場合、Windowsのイベントビューアーを開き、次のパスに移動してください。

    [アプリケーションとサービス ログ][Microsoft][Windows][Windows Defender][動作中]

    アクションに進み、検索...に移動してthink-cellを検索してください。警告が見つかったら、それを選択して、全般のタブにthink-cellのインストールパスと次のIDが表示されているか確認してください。3B576869-A4EC-4529-8536-B80A7769E899, e.g.:

    イベント ビューアーの [全般] タブ.

  3. Windows Defender ASR のルールが設定された後、Windows Defenderセキュリティインテリジェンスのバージョン1.353.694.0から1.355.1377.0の間のバージョンで問題が発生します。

原因

1.355.1377.0以前のバージョンのWindows Defenderセキュリティインテリジェンスを使用していて、次の2つのWindows Defender ASRルールが設定されている場合、think-cellのtcaddin.dllまたはtcasr.exeのいずれかの実行がブロックされ、ファイルが削除されます:

  • 3B576869-A4EC-4529-8536-B80A7769E899
    (Office アプリケーションによる実行可能コンテンツの作成をブロックします)
  • c1db55ab-c21a-4637-bb3f-a12568109d35
    (ランサムウェアに対する高度な保護を使用します)

tcaddin.dllが紛失していると、think-cellはロードできません(問題 1)。tcasr.exeが紛失していると、内部データシートを開いても機能せず、また スライドの送信またはサポートをリクエスト...経由のメール送信ができず、エラーメッセージが表示されます。(問題2)

解決策

この問題を修正する方法:

  1. 最新の Windows Defender セキュリティ インテリジェンス更新プログラムをインストールします (例: [Windows スタート] → [設定][更新とセキュリティ][Windows セキュリティ][ウイルスと脅威からの保護][ウイルスと脅威からの保護の更新][更新の確認]
  2. think-cellを再インストールして、紛失したファイルを復元します。

この問題はMicrosoftによって修正されています。セキュリティインテリジェンスのバージョン1.355.1377.0以降ではこの問題は発生しません。セキュリティ インテリジェンスのバージョンは以下で確認します。[Windows スタート] → [設定][更新とセキュリティ][Windows セキュリティ][ウイルスと脅威からの保護][設定][詳細] 最新のセキュリティ インテリジェンスの更新はMicrosoftのWebサイトからダウンロードできます。

回避策

Windows Defenderセキュリティインテリジェンスの更新プログラムをインストールできない場合は、代わりに既存のthink-cellのインストールをアンインストールし、管理者として再インストールすることもできます。マシンごとのインストールで問題は発生しません。

サポートに問い合わせ

think-cellが管理者でインストールされている場合や、イベントビューアで警告が見つからない場合、問題発生の原因はWindows Defenderではありません。この場合、または最新のセキュリティ インテリジェンス アップデートをインストールした後も問題が解決しない場合は、サポート チームにお問い合わせください。

分析のため、think-cell ログファイルを当社までお送りください。[サポートのリクエスト] が機能しない可能性が高いため、以下に説明されている方法でログをご確認いただけます。

  • 新しいWindows Explorerウィンドウを開き、

    %LOCALAPPDATA%\think-cell

    と入力するか貼り付けて、Enterを押します。

  • このフォルダーに含まれており、拡張子が「.log」のファイルをすべて、弊社のサポート チームにお送りください。

    該当するファイルは以下の通りです(POWERPNT_log.logEXCEL_log.logTCMAIL_log.logTCUPDATE_log.logTCRUNXL_log.logTCASR_log.logPPTTC_log.logsetup_think-cell_xxxxx_log.log)。

  • ディレクトリを参照する場合は、次のようにします。

    完全な規定のファイルパスはC:\Users\[USERNAME]\AppData\Local\think-cellです。表示されない場合は、おそらく非表示に設定されています。これは以下をチェックすると、Windows Explorerで変更できます。

    • Windows 7:
      [整理]、→[フォルダー]と検索オプション、→[表示]、→非表示のファイルとフォルダーを[表示]する
    • Windows 8、Windows 8.1 および Windows 10:
      [表示]、→[表示/非表示]、→[非表示の項目]

    さらに、think-cellがアクティブ化されている場合は、think-cellツールバーで [ツール] Tools Menu icon. → [バージョン情報] をクリックし、[think-cellに関する情報] ウィンドウのスクリーンショットを弊社までお送りいただきますようお願いいたします。

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