OneDrive または SharePoint に保存すると think-cell の [Save Slides...] (スライドの保存...) にエラーが表示される
問題
この問題は、Office 365 と Office 2016のクイック実行形式の特定のバージョンでのみ発生しました。同じバージョンで他の場所への保存が機能するようになりました。
解決策
Microsoft は、バージョン 1911(ビルド 12228.20364)以降への更新でこの問題を修正済みです。このバージョンは 2019 年 12 月 10 日に Microsoft 最新チャネルの更新プログラムで配布されました。半期エンタープライズチャネルは、2020 年 7 月 14 日にバージョン 2002(ビルド 12527.20880)で修正が適用されました。
Officeバージョンの確認方法、チャネルの更新方法、および利用可能な更新オプションについては、Microsoftの[Office更新プログラムのインストール]を参照してください。
お使いになっている Office を修正済みのバージョンに更新するまでは、think-cell の [スライドの保存...] を使用して Microsoft OneDrive または SharePoint に保存しないでください。他の場所への保存が機能するようになったため、ファイルを移動できます。
説明
think-cellはPowerPointのプログラミング機能、.SaveCopyAsを使用して、選択したスライドを新しいプレゼンテーションとして保存します。OneDrive または SharePoint に保存すると、発生する可能性のある事態が 2 つありますが、どちらが発生するかは影響を受ける Office のバージョンによって異なります。バージョン 1707(ビルド 8326.2070)以前の Office の場合、PowerPoint がクラッシュする可能性があります。バージョン 1707(ビルド 8326.2070)以降かつ 1911(ビルド 12228.20364)以前の Office の場合、PowerPoint はクラッシュしませんが、ファイルが保存されない可能性があります。いずれのエラーも think-cell を使わずに対象の Office バージョンでのように再現できます
think-cellを使用しないで再現
- 対象の PowerPoint を起動し、新規プレゼンテーション(空白)を作成します。
- PowerPointでInsert > think-cell > Tools > Deactivate think-cellへ進みます。
- Alt + F11を押して、Microsoft Visual Basic for Applicationsを開きます。
- Microsoft Visual Basic for ApplicationsでCtrl + Gを押し、[イミディエイト] ウィンドウを開きます。
- WindowsでOneDriveフォルダーを判定します。通常は、エラーが発生した際に使用しようとしていたフォルダーです。
-
以下のコードをコピーして [イミディエイト] ウィンドウに貼り付け、引用されたパスの情報をお使いのコンピューターからの情報に置き換えてください。
ActivePresentation.SaveCopyAs "C:\Users\USERNAME\ONEDRIVE_PATH\FILENAME.pptx"
- ENTERを押します。