think-cellスタイル ファイルの編集で推奨されるセットアップ
はじめに
think-cellスタイル ファイルは、think-cellグラフの既定の色やスタイル、設定をカスタマイズするために使用できます。think-cellスタイル ファイルのドキュメントについては、弊社のオンライン ユーザーマニュアルで「C. think-cellをカスタマイズする」を参照してください。この記事では、有効なthink-cellスタイル ファイルを作成するために推奨されるセットアップについて説明します。
think-cellスタイル ファイルの編集
原則として、プレーンテキスト ファイルを作成するプログラムはどれでもエディターとして使用できます。think-cellスタイル ファイルは、専用のXMLエディターを使用して作成する必要があります。スタイル ファイルにエラーがないかチェックできるようにするためです。警告またはエラーが示されている場合は、スタイル ファイルを使用する前に修正してください。
Windows の設定
弊社ではMicrosoftの無料のVisual Studioを使用するようお勧めしています(どのバージョンでも構いません)。現時点で最高のXML編集機能を備えています。
Microsoftのダウンロード ページにアクセスし、無料エディション(Visual Studio Community)を選択してインストーラーを実行してください。指示されたら再びVisual Studio Communityを選択します。このソフトウェアのインストール中に問題が発生した場合は、貴社のIT部門に連絡してください。
Microsoft Visual Studioの設定
インストール中にXMLサポートを追加する
- Visual Studioのコンポーネントを選択できるウィンドウで[個別のコンポーネント] → [クラウド、データベース、およびサーバー] → [接続性および発行ツール]をクリックします。
- [インストール] をクリックします。
弊社のWebサーバーからの関連構文定義(XMLスキーマ)の自動ダウンロードを有効にします。
- Visual Studio で [ツール] → [オプション] を選択します。
- 左側で [テキスト エディター] カテゴリーに進みます。
- [XML] → [その他]を選択します。
- [DTD とスキーマを自動的にダウンロードする] を有効にします。
エラー一覧表示を有効にします。
- [表示] → [エラー一覧] を選択します。
これで、ハイライトされたエラーの上にマウスを動かすと、エラーの詳細な説明が記載されたヒントが表示されます。
Mac の設定
満足できるMac 向けの無料編集ソリューションは今のところありませんが、利用可能なオプションはあります。
無料のオプション
弊社のトライアルでは、FreeFormatter のウェブサイトにおいて無料オンライン パリデータが正常に動作することが確認されています。このバリデータは、弊社のウェブサーバー上の構文定義 (XML スキーマ) と照らし合わせて検証を実行します。[XML 入力] では、スタイル ファイルのコンテンツを貼り付けるか、スタイル ファイルを直接アップロードできます。スキーマのアップロードは不要です。スタイル ファイルのスキーマの場所は、自動的に判断されます。
現時点において、Microsoft の Visual Studio Community for Mac はシンタックス定義(XML スキーマ)に対するオンライン検証を行う機能はサポートしていません。検証を有効にするには、think-cell スタイル ファイル例(https://schemas.think-cell.com/<BUILDNUMBER>/tcstyle.xsd)の2列目のリンクから XMLスキーマをダウンロードする必要があります。ビルド番号ごとにシンタックス定義は異なる場合があり、お使いのスタイル ファイルに適したバージョンを使用する必要があります。think-cell の最新バージョン、そのバージョンのスタイル ファイル例、それら例において参照される .xsd ファイルを必ず使用するようお勧めします。必ずエラー表示を有効にしてください。
有料のオプション
もちろん、Mac 用の優れた有料エディターも提供されています。例えば、BBEdit や Xmplify などがあります。BBEdit には無料版もありますが、XML 検証が行えるのは有料版のみのようです。現時点で Xmplify は無料のトライアル版が利用可能です。弊社のトライアルにおいては、think-cell スタイル ファイルを正常に開くことができることが確認されています。セットアップを行わなくても、オンライン検証やエラー確認ウィンドウ ペインも自動で機能すると考えられます。