Excelで積み上げグラフから滝グラフを作成する手順
16 分で読めます — by Risa Abe
ウォーターフォールグラフは、データの増減を視覚的に把握するために効果的なツールです。企業の決算資料では必ずウォーターフォールチャートが含まれているといっても過言ではありません。具体的な決算書におけるウォーターフォールチャート例を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。下記ではパワポの拡張ツールの「think-cell」を用いてパワポ上で簡単に高速にウォーターフォールチャートを作成している様子です。作業効率を重視する方は、是非ツールを活用して時短していきましょう。
Excelでウォーターフォールグラフを作成するためには、積み上げ棒グラフを組み合わせる方法が有効です。本記事では、積み上げグラフを活用してウォーターフォールグラフを作成するための具体的な手順を詳しく解説します。初めての方でも簡単に実践できる方法を紹介しますので、これからウォーターフォールグラフを活用したいとお考えの方はぜひ参考にしてください。
ウォーターフォールグラフとは
英語のwaterfall(ウォーターフォール)が「滝」を意味しており、「滝グラフ」や「ウォーターフォール図」や「ウォーターフォールチャート」と呼ばます。『最初の値(起点となる値)から最後の値までの増減を階段式で表すことが出来る』のが最大の特徴で、その形が滝のように見えるからです。

特に収益や費用、売上の推移などを示す際に効果的です。各値や合計をどのように表現するかが、資料の見やすさや訴求力にかかわってきます。パワポ拡張ツール「tihnk-cell」を利用することで、簡単にパワポだけでウォーターフォールチャートを作成し、カラーの変更やラベルを追加することもできます。合計バーの作成や、自動計算されるラベルを用いて各値の差分を表現するなど、あらゆる見せ方を数回のクリックで編集・表現することが可能です。実際に、世界中の大手企業の経営企画や財務部門が、think-cellを使用して決算資料を作成している例が多くあります。財務のプロフェッショナル人材も、MBA留学中や学生インターンシップの時からthink-cellのウォーターフォールチャートを利用して業務分析を行っているという事例もあります。
世界中で110万人以上の資料作成を支援する「think-cell」は、250種類以上のビジネススライドテンプレートをパワポ内で提供します。カレンダーが内蔵されたガントチャートや工程フロー図のレイアウトを自動で調整する機能をはじめ、think-cellで作成したグラフは、無料トライアルライセンスを使えば編集も簡単に自由自在に行えます!
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積み上げ棒グラフからウォーターフォールグラフを作成する3STEPS
Excel2016以降の場合は前述のグラフ機能を使って簡単にウォーターフォールグラフを作成できますが、Excel2013以前の場合は手動でグラフを作成する必要があります。
このような場合には、既に作成済みまたはこれから作成する積み上げ棒グラフを使って、ウォーターフォールグラフを完成させる方法が考えられます。ここでは、積み上げ棒グラフを使ってウォーターフォールグラフを作成する方法を紹介します。
STEP1.データ入力

Excelシートに必要なデータを入力します。今回は例として上記のように作成しました。
STEP2.積み上げ棒グラフを挿入する

- 積み上げ棒グラフの挿入
- データ範囲を選択し、「挿入」タブをクリックします。
- 「積み上げ棒グラフ」を選択し、最初のグラフを作成します。
上記の手順を実行することで、ウォーターフォールグラフの元となる積み上げ棒グラフを作成できます。
3.ウォーターフォールグラフ部分を白抜きにする

グラフの何もない部分をダブルクリックすると、画面右欄に書式設定が表示されます。「余白部分」と「増減」の項目を「塗りつぶしなし」に設定すると、ウォーターフォールグラフが完成します。
ウォーターフォールグラフを作成するならthink-cellがおすすめ
ウォーターフォールグラフはExcelでも作成できますが、複数のデータが重なり合った複雑なグラフを作成するには、既存機能だけでは不十分な場合も少なくありません。数多くのデータ要素が絡み合った複雑なウォーターフォールグラフを視認性の高い形で作成するなら、think-cellを活用してPowerPointで作成するのがおすすめです。
think-cellはPowerPoint上で簡単にグラフを作成できるツールであり、初めての方でも容易に操作可能な、直感的かつ高度な機能を備えています。データの変更に応じてグラフが自動更新されるため、常に最新の情報を反映できます。また、Excelとのシームレスな連携により、データの二重入力や手動でのコピー&ペーストの手間を省き、エラーのリスクを減らせる点もメリットです。さらに、グラフのデザインやフォーマットのカスタマイズも容易で、視覚的に魅力的なグラフを作成できます。think-cellにご興味をお持ちの方は、ぜひ一度無料トライアル版をお試しください。
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まとめ
エクセルにはウォーターフォールグラフを自動的に作成する機能が備わっていますが、場合によっては手動で作成する必要が生じる場面もあります。そのような場合には、積み上げ棒グラフと組み合わせてウォーターフォールグラフを作成する方法が有効です。
売上予想や原価計算など、ウォーターフォールグラフは経営判断に欠かせない、さまざまなデータ分析を行う上で役立ちます。自社に必要なデータを精査し、効果的にグラフを活用しましょう。
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