Tableau の注釈追加方法と think-cell の注釈機能を比較
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Tableau の注釈機能
Tableau の注釈機能は、データで細くしたい情報や気づきなどのテキストをダッシュボード内に書き込める機能です。
ヒントや示唆、見ている人に伝えたいことなどを書き込んでおくことで、より分かりやすいダッシュボードにすることができます。
たとえばグラフだけで表現できる情報は限られますが、ある地点からある地点まで右肩上がりのグラフになっていた時、そこに注釈をつけておくとその原因がすぐに理解できます。
では Tableau の注釈の追加方法を紹介していきましょう。
Tableau 注釈の追加方法
Tableauで注釈を追加する手順は以下の通りです。
注釈を入れたいデータポイントを右クリック
ワークシートを開き、注釈を付けたいデータポイントを右クリック (MacではControlを押しながらクリック) すると上記のメニューが出てきます。
注釈タイプをマーク、ポイント、エリアの3つから選択
表示されるメニューで「注釈を付ける」を選択し、追加する注釈のタイプを選びます。注釈のタイプには以下の3種類があります。
マークを選ぶと、特定のデータポイントに対して注釈をつけることができます。
ポイントを選んだ場合、ビュー内の特定の位置に注釈をつけられます。
エリアを選ぶとクラスタや範囲など、ビュー内のエリアに注釈をつけます。
注釈をつけた後に編集したい場合、「注釈の編集」ダイアログボックスが開かれるので、注釈に変更したいテキストを入力します。
必要に応じて動的変数を挿入することもでき、グラフなどの元データが更新されると注釈も自動的に更新される機能です。
Tableau 注釈の便利な使い方
Tableau の機能を活用することで、よりわかりやすく訴求力のあるダッシュボード作成が可能になります。
注釈の利用はその一つで、データに対するインスピレーションや気づきを効果的に伝達するのに役立つでしょう。
注釈の活用アイディアをいくつか紹介します。
アイディア1.フィルターされたビューでも表示される注釈
もし注釈にとどめたときに伝えるべきことが離脱してしまう場合、フィルター条件で消える注釈だけに記述をとどめておくのは少々危険です。
このリスクを避けるため、ダッシュボードオブジェクトの「テキスト」オブジェクトを使用してください。こうすることでフィルター変更後も注釈が常に表示され続けます。
アイディア2.リンクを使ってナビゲート
注釈にリンクを貼り、そのリンク先でデータなどに関する詳細情報や関連するトピックなどに案内することもできます。
「詳しくはコチラ」といったキャッチーな言葉で誘導しても良いですし、リンクのクリックで別のダッシュボードにナビゲートして情報へのアクセス性を高めましょう。
アイディア3.視覚的な訴求
注釈には単なるテキストだけでなく、フォントや文字色、背景色などカスタマイズができるので、視覚的に無視できない注釈を作ることも可能です。
必ず参照してほしい注釈とそうでない注釈の色を分けるなど、メリハリをつけるとより親切です。
アイディア4.データに物語を
いわゆるデータストーリングを注釈をつけることで実現できます。
時系列で追っていきたいデータやグラフ、トレンドなどは、注釈による補足情報でストーリー性を持たせることで、数値データにより意味を持たせることも可能になるでしょう。
think-cell を使って注釈を活用しよう
think-cell を使用した場合、注釈の使い方はより多彩になります。なぜなら、think-cell はプレゼンテーションに特化した PowerPoint アドインツールなので、パワポの標準機能を使用しながら、あらゆるグラフに自由自在に注釈やコメントを追加できるからです。
think-cellでグラフ上に注釈を挿入する場合、難しい操作は必要ありません。
ExcelやPowerPointを使用する時と同じように、吹き出しの図形を使ってもかまいませんし、コメント機能を使っても良いでしょう。
コメントを挿入(PowerPointの図形・吹き出しをthink-cell グラフ上に追加します)
データの強調
重要なデータポイントを強調しましょう。
think-cellを使えばグラフ内の個別箇所のテキストや数字の編集や加工が容易です。特定のデータポイントやトレンドを強調するために、注釈と該当箇所を目立たせるなど工夫します。
例えば、売上の急増や減少など、注目してほしい点を目立たせましょう。
データの解釈
データの背景や解釈を提供しましょう。
データの背景情報や解釈を注釈として追加することで、グラフを見た人がデータの意味をより理解しやすくする仕掛けを作ります。
営業費用の増減を表すグラフであれば、ポイントごとに注釈を挿入し、補足となる情報を記載します。
フォントや色のカスタマイズ
注釈のフォントスタイルや色をカスタマイズして、視覚的に目立つようにします。特に重要な注釈には強調色を使用し、閲覧している人の注意を引くようにします。
背景色や枠線
注釈の背景色や枠線を設定して、特定のデータポイントを強調します。背景色を使うことで、注釈がグラフの他の部分と区別されやすくなります。
インタラクティブな注釈
リンクの追加をして詳細情報へ案内しましょう。
注釈にリンクを追加して、詳細な情報や関連するダッシュボードにユーザーをナビゲートします。テキストにリンクを設定し、クリックすると別のシートや資料に移動するような設定が可能です。
このようにパワーポイント上にグラフを作成するthink-cellではいろいろな形で自由自在に注釈をつけることができます。
直感的に操作でき、時間を掛けずに使い慣れたPowerPoint上でさらに手の込んだ資料作りができるのは、think-cellの大きなメリットです。
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