【画面キャプチャ付解説】エクセルのグラフを値に応じて色変更する具体的な手順

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エクセルで値ごとにグラフの色を変えたいと思ったことはありませんか?

たとえば、月別の売上金額を集計したい時、値の大きさによって色を分けてグラフを作れると良いですよね。この記事では、エクセルのグラフを値に応じて色変更する具体的な手順について解説します。

Excelの通常機能では値による自動色分けは不可能

残念なことに、現状のExcel通常機能では、値に基づいてグラフの色を自動的に変更することはできません。デフォルトの設定では、すべてのデータポイントが同じ色で表示されてしまいます。

IF関数を用いる方法であれば作成可能

しかし、工夫してやる場合、IF関数を用いてグラフの値に応じて表示する列を変えることで、この問題を解決できます。この方法を使えば、条件に応じてデータを分類し、その結果を元にグラフの色を変更することができます。以下では、この具体的な手順について説明します。


STEP1:最小値/最大値の範囲を指定

図のように、たとえば表の上部に最小値と最大値を設定するエリアを設けます。色分けして表示したい範囲を決めていきます。この例だと、D1に0、D2に3000とすることで、D列には「3,000未満」に該当する値だけ表示させる設定に使います。

STEP2:IF関数で数字を列ごとに表示

IF関数を用いてグラフの値に応じて表示する列を変えていく処理をします。


具体的には以下関数をD5セルに貼り付けた後、対象セルにコピーペーストしてください(この例だとD5:F16の範囲)。

「=IF(AND(D$1<=$C5,$C5<=D$2),$C5,"")」

※この時、適宜指定する値はご自身でカスタマイズしてください。

STEP3:グラフを作成

図のように対象セルを指定して、グラフを作成します。


まずは下記の画像のように範囲を指定して、メニューバーの「挿入」を選択してください。


その後、下記キャプチャのような「2-D縦棒」を選択してください。

すると、下記のようなグラフができます。


いかがでしたか?少しスペースが生じてしまうデメリットはありますが、これで値の範囲によってグラフ色を変更することができるようになりました。

think-cellを使えば、より直感的に条件付き書式を設定してグラフに色をつけることができます。詳しくは「データの値に応じて色を変更するため条件付き書式を使用することは可能?」をご覧ください。


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