グラフの注釈はどの位置に表示させるのが最適か?調整方法を解説!

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棒グラフや円グラフなどのグラフは、データ全体をすぐに把握することができますが、注釈を入れることで、さらに分かりやすく仕上げることが可能です。

そこで、グラフに注釈を入れるとすれば、どの位置に表示させるとよいのか、さらに、位置の調整方法について解説します。

データの数が膨大な場合、グラフを作成することで、データの全体像や傾向を相手に理解してもらいやすいメリットがあります。

 

ただ、一部分の数値だけが極端に大きかったり、小さかったりする時などは注釈や説明がないと、理解しづらい点が出てくる事例も少なくありません。

 

例えば、こちらはオンラインソフトの販売会社における上半期の売上を棒グラフで表したものです。

 

販売している商品が、ソフトA、ソフトB、ソフトCの3種類あり、

各ソフトの売上はソフトAが最も高く、その次にソフトBが高い傾向が分かるはずです。

しかし、3月と4月の売上はソフトBが最も高くなっています。

 

その要因として、ソフトBのプロモーションを実施していたことが大きいと考えられるなら、そのような注釈を書き加えることで、データ全体を理解しやすくなります。

エクセルなどの作成したグラフで注釈を入れる場合、どの位置がいいということは特にありません。

 

ただ、注釈が該当する部分と注釈を入れる位置が離れすぎていると、

分かりづらくなるため、できる限り該当する部分に近い位置に入れるとよいです。

 

また、注釈の該当部分がどこなのかをはっきりと示すために、矢印を使用すると、誤って解釈されてしまう可能性が低くなります。

 

それでは、実際にエクセルで作成したグラフに対して、注釈を入れる具体的な方法を説明していきます。

 

1つの方法としては、突出した数値が出ている箇所に向けて矢印を引き、テキストを入力するというものです。

 

グラフを選択した状態で「書式」タブをクリックして、図形の挿入で矢印を選択します。

 

 

  

矢印の色がグラフで既に使用している色と重なってしまった場合など、色を変更したい時は、矢印を選択した状態で「図形の書式」タブの「図形の塗りつぶし」をクリックして希望の色を選択します。

 

 

  

次に、注釈のテキストを入力します。

グラフを選択した状態で「書式」タブをクリックして、「図形の挿入」からテキストボックスを選択します。

  

 

すると、テキストボックスが表示されるので、テキストを入力して、

文字の色や大きさなどを編集します。

 

 

他の注釈の入れ方としては、吹き出しの図形を使用することもできます。

 

グラフを選択した状態で「書式」タブをクリックして、「図形の挿入」で吹き出しを選択します。

 

色を変更する場合は、吹き出しを選択した状態で「図形の書式」タブの「図形の塗りつぶし」をクリックして希望の色を選択します。

そして、グラフを選択した状態で「書式」タブをクリックして、「図形の挿入」でテキストボックスを選択します。

 

テキストボックスが表示されるので、テキストを入力して、文字の色や大きさなどを編集します。

 

 



ここからは、補助的な話になりますが、グラフによっては、注釈を凡例が表示されている位置(グラフの下の箇所)に入れたいケースもあるかと思います。

 

その場合は、次の手順で進めてください。

(凡例をドラッグアンドドロップで移動させると、グラフと重なってしまうなど、見づらくなることがあります。)

 

凡例の変更する時は、凡例を選択した状態で右クリックで「凡例の書式設定」をクリックします。

 

 表示された凡例の書式設定で、凡例の移動先を選択します。

 

 

上を指定すると、このように表示されます。

  

そして、グラフを選択した状態で「書式」タブをクリックして、「図形の挿入」で吹き出しなどを選択します。

 

あとは、図形を調整し、テキストボックスでテキストを入力・編集をして仕上げることができます。

 


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